2016年11月15日火曜日

サラダ


ベーシスト北川潔さんのライブを見に行ってきました。サックスは中島朱葉さん、ドラムは石若駿くん。コードレストリオでした。北川さんのステージは毎回わたしにとても大きな衝撃と感動を与えてくれます。
朱葉さんと、駿くんと、そして北川さんとの音楽への愛情のぶつかり合いを見ました。

駿くんも朱葉ちゃんも24歳。
今の日本のジャズシーンの若手トップ2人が、世界で活躍をし続けるベーシスト北川潔さんとステージを作る。ジャズはこれだから面白いですよね。年齢関係ない。と、ステージ上で北川さんが話していましたが、わたしはまさにそこに感動しました。

生きてきた時代とか、生まれた年、聞いてきた音楽、演奏してきた音楽、経験してきたこと、今までの人生、全部ひっくるめて一つになることができるんだ。

ただそこに一つあるものが音楽であれば。

そんな、壮大な感動が沸き起こる二時間でした。
夢中で聞いたから時間もあっという間。
マジ駿くんと朱葉ちゃんハンパない。凄まじかったです。
駿くんは小学生高学年の頃から北川さんを聴き続けてきていて、共演がいつも感動的で楽しくて仕方ない。と話してました。
彼のアプローチは常に新しく、その曲へのリスペクトも感じますがいつも駿くんらしさ があります。
コントロールが様々なことを経験されてきているからか成熟していらっしゃいます。。おとな。話してもおとな。
朱葉さんは初めて聞けました。
とっても可愛らしいルックス。彼女が吹いてない時も、華があるから朱葉ちゃんのことを見ちゃう。
音の一つ一つに説得力があり、彼女の低い音から始まるソロとかマジ格好良かったです。
曲を尊重した渋く格好良いアプローチを感じました。
北川さんのオリジナル曲You Know Whatでのソロすごかった..。
熱を帯びた音が洪水のようにどかんと溢れてました。
北川さんは、音楽への追求をやめない方だと感じます。
NYで活動されてる時でも、常に日本のミュージシャンをチェックされていて まさに今 の人たちと一緒に演奏されます。
毎回のツアーで新しい風が吹いて、それが楽しくて仕方ない!という表情を見る度にゾクッとします。
今回のステージでもその瞬間がたくさんありました。
北川さんのソロはいつも歌うようで、すごい量の感情を感じます。
ロマンチックな曲の時の北川さんのソロではため息です。
最後の一音が来る前に息を飲んで、その一音が来て、はぁー。みたいな。
I can not get startedよかったなぁ。。





私がジャズを聴き始めたのはここ2年ほどです。
ポップスとかロックとかを聞いて育ちました。
ミュージシャンはただの音楽好きであってはいけないというある方の言葉がズシリときた時から意識的にジャズを聴いてます。
最初聴きはじめは正直勉強みたいな気持ちで聞いていましたが、2014年に北川潔さんに出会い、Tommy Campbellに出会い何かわからない感動に刺激を受け幅を広げて聴き続けてます。
今もまだ恥ずかしながら詳しくないですが、聴くことだけは続けてます。
だから今日、今までと比べて、より 感動できたんだ。ということにもうっすら嬉しく感じてました。
耳が育ってきたかな^ ^

北川潔さんのライブは、ジャンル問わずミュージシャンや音楽ファンにはぜひ体感して欲しいです。
半年に一度NYから来日されてツアーをされてます。
今はまさにそのツアー中。
気になる方は北川さんのブログへ。



あと、ここ(Blog)でだけ言いたい。
以前Facebookでぽっと私が上げたCorinne Bailey RaeのLike A Starの弾き語りカバーを北川さんが見ていてくれて、今日「あれやばいね!あなたいいよー!」とむっちゃ笑顔で言ってもらって顔から火が吹くほどに嬉しかったです。


音楽がんばります。



メモ。

初めて北川潔さんを見に行ったのは2014年。Body&Soulでした。
あの時片倉さんを見たのも初めてで、私はピアノと直線上の席でした。あの時の片倉さんの鋭い目と音は今も覚えています。超格好良かった。
そしてサラダが美味しかったのも。


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