夜が私の中を走っている。
つい先日から読んでいる「すべて真夜中の恋人」を誰もいない電車の中で読んで、そのまま家に着いて読んで、しばらくしてお風呂に入って浸かりながら読んでたら終盤、読みきるまで上がれなくなった。
中学生の頃くらいの感覚、感情を細かく思い出した。全部知ってる感覚だった。
それは悲しい、けど何でもないとも思える思い出なのに、思い出したら思い出したでとても貴重なものだと思ったりするもので未だに夕陽とか風の匂いとかでぶわっと感じたりする。
思い出して切なくなる。
今ではどうしようもないことを、云々カンヌン。
良い文章。
だけどズシリとくる感じ。
すべて真夜中の恋人たち/川上未映子
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